ぱぴぷぺ_ぽきぷし通信

過去関心 Poughkeepsie の日記(バスケ式+)

' you know, it's used to be a hell of good country. i don't know what's goin’ on here. '

デニス・ホッパーがこの5/29に亡くなった。
享年74歳。

世代的に「理由無き反抗」 での' RIP '役や「Giant」、あるいはクリント・イーストウッド主演TVシリーズ「ローハイド」での彼は見たことがない。

やがて、もの心つく頃には、「俺たちに明日はない」「明日に向って撃て!」「真夜中のカーボーイ」「M★A★S★H」など、アメリカン・ニューシネマの作品群に夢中になった。

そんなときだ。「イージー・ライダー」を見たのは。むろん淀川長治の「日曜映画劇場」でのTV放映で。田舎町のガキにはそれが唯一の手段だった。

この作品での彼は控えめな脇役に徹していて印象は薄かった。そして後に名画座で見直したとき初めて監督・脚本を手がけた「彼の作品」だと知る。最大の発見が、散りばめられた重要な伏線がTV放映時に殆ど全て割愛されていたこと。だから放映時、いまひとつ不可解で薄っぺらな印象だったんだ。

ようやく彼の意図が判った気がし、映画館の暗闇の中でずいぶんと独りごちたものだ。

 オジリナル予告
 ' If Six Was Nine '
 ' THE WEIGHT ' (The Smith)
 ' Born To Be Wild '

最後にお約束の「弔辞」を、ジャックからデニスへ。合掌。
' to D. H. Lawrence. '